こんにちは。
当ブログ管理人の「エムイズム」です。

どこにでもいる一般会社員が、“ちょっと贅沢なホテルステイ”を目的に年間50泊以上しています。その経験値をもとに、全国各地のホテル宿泊記をお届けします。写真や動画を用いて、詳しい解説とともに紹介していきます。

ホテルの評価基準については、ブログテーマの「より自然に、より豊かに」を主軸に、満足度やリピート度合いも加味して査定しています。

皆さんにとっても、素晴らしいホテルステイができることを心より応援しています。私の失敗談や、その対処法、周辺観光スポットなども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後に
これまで紹介したホテルは、「【最新版】おすすめホテルランキング」にまとめています。こちらも併せてご参考にどうぞ！

コスパ良好！ホテル時間を充実したい人向き！ザ・プリンス 京都宝ヶ池

名称：ザ・プリンス 京都宝ヶ池 オートグラフコレクション
住所：606-8505
　　　京都府京都市左京区宝ヶ池
電話：075-712-1111

ザ・プリンス京都宝ヶ池とは（魅力・特徴）

• 京都市内でラウンジのフルサービスを体験できる希少なホテル
• 京都に別荘を持つように自然豊かなランドスケープで癒される滞在
• 各種会員ステータスを駆使してお得に宿泊
  （西武プリンスクラブ、マリオットボンヴォイ、一休ダイヤモンド会員）

おすすめの過ごし方（モデルコース）はこちら

京都市の北部に位置し、京都駅からは地下鉄で20分。
都会の喧騒に疲れた人や、日々から解き放たれ癒されたい人にピッタリのホテルといえます。
全客室36平米以上、京都に別荘をひとつ持ったような、そんなホテルステイを味わえます。
自然豊かな環境の中、時間や日々から解き放たれ、ゆったりと過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。

歴史を紐解くと、1986年「京都宝ヶ池プリンスホテル」開業。
国立京都国際会館に隣接し、日本的かつ文化的な国際ホテルとして活用されています。

この建物は、故・村野藤吾氏（建築家）が基本設計を手がけました。村野氏は、迎賓館本館（旧赤坂離宮）や新歌舞伎座（大阪）なども手がけています。
まさにバブル期の象徴とも言える豪華絢爛、無駄さと独自性、そして洗練された建築を楽しむことができます。

2007年、「グランドプリンスホテル京都」へ名称変更。
2017年〜2018年、全客室のリニューアル、クラブラウンジの新設など、ラグジュアリーホテルとして生まれ変わります。
2020年10月、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」へ名称変更。
プリンスホテルのフラッグシップブランド「ザ・プリンス」にリブランドし、マリオット・インターナショナルの「オートグラフ コレクション」にも加盟しました。

国際ホテルブランドの水準にもクリアしていることから、おもてなしのクオリティは申し分無しです。

「オートグラフコレクション」とは
独自性のあるおもてなしやデザインを持ち、「Exactly like nothing else（唯一無二）」を体験できる特別な滞在を提供するホテル。
マリオット・インターナショナルが厳選するラグジュアリーホテルのコレクションのこと。

ザ・プリンス京都宝ヶ池への行き方（アクセス）

公共交通機関での行き方

■ 地下鉄の場合

・京都駅から
　地下鉄烏丸線「京都駅」
　　↓（約20分）
　地下鉄烏丸線「国際会館駅」
　　↓（徒歩 約5分　駅出口4-2経由）
　ホテル

・四条烏丸エリアから
　地下鉄烏丸線「四条駅」
　　↓（約16分）
　地下鉄烏丸線「国際会館駅」
　　↓（徒歩 約5分　駅出口4-2経由）
　ホテル
　 

荷物配送サービス「プリンスホテル ウエルカムカウンター」

手荷物をホテル・京都駅に届けてくれる無料サービスを行っています。

新幹線やJRを利用して京都入りする場合、手荷物を預けて観光に集中しましょう。
手ぶらで観光、手ぶらでチェックインができるので、使わない手はないサービスです。

ただし、受け取り時間にタイムラグが生じるのでご注意ください。

車での行き方・駐車場

・京都駅から
　通常時 約30分（タクシー料金 3,500円程度） 

・大阪国際空港から
　通常時 約90分

・名神高速道路から
　京都南I.C.から　通常時 約45分
　京都東I.C.から　通常時 約35分

※国立京都国際会館行きの道路標識が目安

客室までの行き方

中庭を望む陽光差し込む爽やかなロビー。
チェックインカウンターは、混雑時は5名体制に。よほどのことがない限りは長蛇の列にはなりません。

円形のホテルがゆえ、どこからも中庭を眺めることができます。
クリスマスシーズンには、エレベーターホールからクリスマスツリーが正面に。

1階　クラブラウンジ

1階、ロビーラウンジ横に併設される形でクラブラウンジがあります。
しっかりと手入れされた茶室庭園を借景に、優雅なひと時を過ごします。

ラグジュアリーな内装に美しい日本庭園と滝。
夜には、より落ち着いた雰囲気に包まれます。

クラブラウンジでの食事は、どれもおつまみ程度。
事前にレストランの予約、または外食・調達の予定をしておきましょう。

14:00〜17:00　アフタヌーンティー

チェックインの後から17:00までの間、ウェルカムドリンクを1度だけいただけます。
17:00以降には対応不可のため、ご注意ください。

抹茶は、その場で点ててもらえます。
着物姿の女性がお手前を披露。とても文化的で心が和みます。

他の時間帯に比べ、アフタヌーンティーは種類が多いので、十分に楽しめます。
どれもしっかりと作られており、美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいます。

乾き物とソフトドリンクコーナーは、クラブラウンジの営業時間中は終日提供されています。

17:00〜19:00　カクテルタイム

ゆっくりお酒を楽しみたいところですが、どの時間帯も45分制の壁があります。
ナイトキャップでもお酒は楽しめるので、カクテルタイムは食事メインに楽しむと良いかもしれません。

後半になるにつれ、食事の品数も徐々に減っていきます。
できるだけ多くの品数から選びたいという人は、早めの時間に利用するとよいでしょう。

満席の場合は、空きが出るまで待機。客室の内線、または携帯電話に連絡してもらいます。

アルコール類は、シャンパーニュ、スパークリングワイン、ワイン（赤・白）、日本酒、焼酎（麦・芋）、梅酒、ウィスキー、ジン、ビール。

シャンパーニュは、カクテルタイムのみの提供で、次のナイトキャップ時には下がってしまいます。

食事は、充実しているとまでは言えませんが、最低限揃っているといった感じ。
ただ、どれも手を抜いた印象は無く、丁寧に作られている味がしました。

19:00〜21:00　ナイトキャップ

ナイトキャップでは、食事はクラッカーと乾き物3種のみ。
チーズがフレッシュで、とても高級感があります。クラッカーとのバランスも絶妙。

アルコール類は、カクテルタイムから引き続き提供されますが、シャンパーニュだけは下がってしまいます。

照明を暗くして営業していた店内は、営業終了の21:00を過ぎた途端に照明MAXに。
蛍の光でも流れるのかと思うほど、あからさまに現実へと引き戻されます（ラウンジスタッフの働き方としては素晴らしいですね）。
余韻を大事にしたい場合は、21:00よりも前に退散することをおすすめします。

7:00〜10:00　朝食

通常の朝食は、レストラン2会場「メインダイニング いと桜（洋食）」「日本料理 宝ヶ池（和食）」で行われ、洋食・和食のどちらかで選択する必要があります。

クラブラウンジでは、和洋食ブッフェで提供されているので、両方の良いところどりができます。
品数は限定的でこじんまりとしていますが、それぞれのクオリティは申し分なく、十分な内容でした。

ラウンジでの朝食にこだわりがないのであれば、レストラン2会場（洋食、和食）の方が充実した内容で味わえるでしょう。
ゆったりとした朝を迎えたい人は、追加料金を支払ってインルーム朝食にするのもおすすめです。
追加料金は、朝食（通常料金 3850円）の場合、インルーム朝食（4370円）との差額分（520円）の支払いだけで変更可。

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各施設

2階　フィットネスルーム

もともとは客室だったところをフィットネスルームに改装した様子。
クラブラウンジの真上に位置しています。

マシンや設備も各種揃っており、遜色は無し。

1階　スーベニアショップ

京都のお菓子、漬物、工芸品、衣類など、幅広く取り揃えられている古き良きお土産ショップ。

ロビーラウンジ「水の音」

1階、クラブラウンジに併設されている喫茶スペース。
大人なフレーバーのケーキが並びます。

喫茶利用の場合は、マリオットボンヴォイクレジットカードで決済すると割引（10〜15%引き）を受けることができます（テイクアウトは対象外）。

製氷機

3階にあります。

電子レンジ

ありません。

コインランドリー

ありません。

レンタサイクル

電動自転車のレンタルも可（台数に限りがあるのでお早めに）。
自然豊かな京都市北部エリアを散策するのもおすすめです。
上賀茂神社、京都府立植物園、修学院離宮など、15分圏内です。

貸出備品

• 加湿器
• ヘアブラシ 
• くるくるドライヤー 
• ヘアアイロン 
• ズボンプレッサー 
• アイロン
• 体重計
• 変圧器
• 延長コード
• 携帯充電器 
• デスクライト
• 着物用ハンガー
• そばがら枕
• 氷枕
• 体温計
• 爪切り
• ボディーローション
• 女性用化粧品セット（クレンジングジェル、ウォッシングエッセンス、ローション、クリーム）
• 子ども用（スリッパ、パジャマ、歯ブラシ、ベッドガード）
• 花瓶 
• 囲碁 
• 将棋 
• カフェインレスドリップコーヒー 
• シャワーキャップ 

以下、有料での提供品

• DVDプレーヤー　550／日
• ブルーレイディスクプレーヤー　550／日
•  男性用化粧品セット（ヘアトニック・リキッド・アフターシェーブローション）330円

アーリーチェックイン・レイトチェックアウト

基本情報
　チェックイン　　15:00
　チェックアウト　11:00

■ アーリーチェックイン
　1,000円／30分
　※空室状況により対応できない場合も有り

■ レイトチェックアウト
　1,000円／30分
　※空室状況により対応できない場合も有り

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実際に宿泊した感想・評価

客室タイプ：デラックスフロア キング

客室の特徴

デラックスフロア キング　39.6平米

• バストイレ：ユニットバス
• マットレス：シーリー社との共同開発オリジナルベッド
• 特 記 事 項：デスク＆チェア、5〜6階

2017年〜2018年に客室のリニューアルがあったことから、とても清潔感があります。
ただ、水回りは昔のままのようで、なごりを感じます。

カーペットには鯉が描かれていることから、池や水面を連想させます。

全室36平米以上。
客室は大きく分けて3タイプ（クラブフロア、デラックスフロア、フォレストフロア）。

クラブフロア（高層階7・8階）、デラックスフロア（5〜6階）、フォレストフロア（2〜4階）と、階ごとに客室タイプが分かれています。

フォレストフロアは、目隠しの森林ビュー確定。
デラックスフロアでは、森林越しの街並み、または国立国際会館ビューのどちらか。
クラブフロアは、街並み、または国立国際会館ビューのどちらか。

冷蔵庫内は、ミニバーが充実。
食材を買う際は、収納できるか注意してください。

バスルーム・トイレ・洗面スペース

広い客室にも関わらず、ユニットバスである点が惜しい。
リニューアルの際、ここは手を入れられなかったのでしょう。

カーテンは全く嫌な臭いもせず、清潔です。

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◎ おすすめできるポイント

• 駅近でアクセスも楽々
  →京都駅から地下鉄1本。駅からは徒歩5分の好立地。地図で見ると遠く見えるが、不便さは感じさせない。
• ホスピタリティが高く美しい接客
  →高品質の接客を受けることができる。イレギュラーの対応にも強い。
• 料理の質が高い
  →ロビーラウンジのスイーツ、クラブラウンジの食事や朝食、どれもハズレ無し。
• ホテル内の清掃が行き届いている
  →中庭、茶室庭園、客室、どこも十分。客室の窓外部のみ清掃ができていない様子。
• 一休ダイヤモンド会員の特典が超お得
  →クラブラウンジが無条件で利用可能。おまけに朝食付き。

△ 好みがわかれるポイント

• 観光メインの利用には不向き
  →京都市内の観光エリアからは距離がある。ホテルの滞在を楽しみたい人向き。ホカンスとして長期滞在にもおすすめ。
• Wi-Fiが遅延しやすい
  →ネットサーフィンは問題ないが、動画視聴やPC作業は遅延する場面も。
• クラブラウンジは各セクション45分制限有り
  →混雑時は制限時間が設けられる。各時間帯ごとに区切られるため慌ただしい。ゆったりしているとあっという間に時間切れ。
• クラブラウンジのカクテルタイムはフード少なめ
  →すべての食事をラウンジだけで済ませることは難しいため、夕食はどこか目星をつけておくと良い。

まとめ

会員ステータスを持っている人におすすめしたい、特典をフルに活用することで滞在の質がグンと高まるホテルといえます。

京都のラグジュアリーホテルの中では、手の出しやすい価格帯で良心的。
京都の有名どころを回りたいという人よりも、息抜きや癒しを求めている人、自然に触れる機会の少ない人に向いています。

京都らしい和の空間やおもてなし、まるで別荘のような落ち着いた広めの客室、穏やかな時間を過ごすことができます。

おすすめの過ごし方（モデルコース）

1日目

1. 14:00　ホテル チェックイン（アーリーチェックイイン）
2. 14:15　クラブラウンジ（ウェルカムドリンク）
3. 15:00　クラブラウンジ（アフタヌーンティー）
4. 17:00　クラブラウンジ（カクテルタイム）
5. 18:00　レストラン ディナー
6. 20:30　クラブラウンジ（ナイトキャップ）

2日目

1. 08:30　フィットネスジム
2. 09:30　インルーム朝食
3. 12:00　ホテル チェックアウト（レイトチェックアウト）

1日目

1. 12:00　京都駅八条口「ウェルカムカウンター」で荷物を預る
2. 日中　　京都観光（東山エリア、河原町エリア）
3. 17:00　夕食（祇園エリア）
4. 20:00　ホテルチェックイン

2日目

1. 07:00　朝食（和食）
2. 09:30　レンタサイクル（上賀茂神社）
3. 11:00　ホテル チェックアウト

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【おまけ】一休ダイヤモンド会員特典

特典の中で激アツなのが、クラブラウンジ終日無料。
朝食までいただけてしまうので、かなりお得な宿泊が可能です。
ただし、他の会員特典とは併用できません。

【おまけ】マリオットボンヴォイ ゴールドエリート会員特典

マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員であれば、ラウンジも利用可。
ゴールドエリートでもレイトチェックアウトや客室アップグレードなど、特別な対応が受けられます。ただし、他の会員特典とは併用できないため、より滞在の目的にあったステータスを利用しましょう。

【注】記事内の評価は、ブログテーマ「より豊かに、より自然に」を主軸に、ホテルに宿泊することで得られる満足度や幸福度を加味して算出しております。また、筆者が該当ホテルについて、純粋に読者におすすめできるかどうかを、これまでの経験をふまえて近隣ホテルやグループホテルと比較し、正直な感想を個人的見解で述べています。万が一、該当ホテルが低評価となった場合でも、該当ホテルそのものの価値を表すものではありません。本記事は、ホテルの価値を著しく下げる目的や誹謗中傷を目的としたものでもありません。

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