こんにちは。
当ブログ管理人の「エムイズム」です。
どこにでもいる一般会社員が、“ちょっと贅沢なホテルステイ”を目的に年間50泊以上しています。その経験値をもとに、全国各地のホテル宿泊記をお届けします。写真や動画を用いて、詳しい解説とともに紹介していきます。
ホテルの評価基準については、ブログテーマの「より自然に、より豊かに」を主軸に、満足度やリピート度合いも加味して査定しています。
皆さんにとっても、素晴らしいホテルステイができることを心より応援しています。私の失敗談や、その対処法、周辺観光スポットなども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後に
これまで紹介したホテルは、「【最新版】おすすめホテルランキング」にまとめています。こちらも併せてご参考にどうぞ!
京阪手掛けるこだわり尽くしのハイソステイ!ベッド環境も最高峰!ザ サウザンド京都
名称:THE THOUSAND KYOTO(ザ サウザンド京都)
住所:600-8216
京都府京都市下京区東塩小路町570
電話:075-354-1000
ザ サウザンド京都とは(魅力・特徴)
2022年5月、「An ESG Practice認証」という評価基準において、「3御衣黄(ぎょいこう)ザクラ(Restorative)」という認証を、国内ホテルでは初取得。これは、国際的にも認められたサステナブル・SDGsの取り組みを確かに実践しているホテルとして証明されたことになるのだとか。京都河原町にあるグッドネイチャーホテル同様、SDGs・環境にも配慮し、かなり力を入れていることがうかがえます。
上記の観点もふまえ、昨今では、客室に「歯ブラシ・髭剃り・シャワーキャップ・くし・綿棒・コットン」が置いてありません(フロントで購入可)のでお気をつけください。
実際に宿泊した際、客室には、綿棒・ボディタオル・あぶらとり紙が設置されていました(無いはずの綿棒がなぜかありました)。
ザ サウザンド京都への行き方(アクセス)
京都駅すぐ!地下からは直接アクセスはできませんが、あっという間にホテルに到着。
専用駐車場もあり、車利用者にもうれしい。
公共交通機関での行き方
■ JR・地下鉄利用時
道に迷ったらとりあえず京都駅を目指しましょう。
京都タワーを正面に見て、改札(中央口)を背にして、東側(右手)にただただ直進するとホテルにたどり着けます。
- JR「京都駅」中央口(京都タワー側)徒歩3分
- 京都市営地下鉄烏丸線「京都駅」北改札 徒歩3分
■ ステーションループバス
無料ではありませんが、シャトルバスならぬ「ステーションループバス」というバスも運行しています。京阪電車で訪れる人は利用するのも手です。
観光地でもある京都水族館や京都鉄道博物館も経由します。おそらく利用者は限定されるはずなので、上手に使って、ぎゅうぎゅう詰めの車内ではない快適な観光をお楽しみください。
(左)バス停、(右)時刻表
車での行き方・駐車場
(左)ホテル入口、(右)地下へのスロープ
ホテル専用の駐車場がありますが、予約は不可なので要注意。途中入出庫の際は、次に駐車しようとしたら満車になっていたということもあり得ます。
繁忙期には満車もあたりまえ?かもしれません。近隣コインパーキングを利用する心づもりだけしておきましょう。
■ 最寄りIC
- 名神高速道路「京都南IC」約20分
- 阪神高速道路 8号京都線「上鳥羽IC」約15分
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客室までの行き方
ホテルの入口から、すでに高級感がありワクワク。
中に入ると、すっきりとした香りに包まれました。
エントランスには、アート作品も飾られています。どなたの作品か気になるところですが、キャプションボードは見当たりませんでした、残念。
エントランスからロビーに向かう通路は、京都の町屋を彷彿とさせます。木の温もりと香りが心地良い。
正面に見えるこれまたアート作品?は、おそらくホテルのロゴマークをモチーフにしているのでしょう。シルクやチュールのような透け感のある生地に、下から風が当てられ、ゆらゆらと揺らめいています。
この場所はホテルの象徴的な場所にもなっていて、フォトスポットとしても人気。
引用:公式HPより
ロゴマークについて
京都は千年の都と呼ばれ、「千」は【とても多く】という意味があります。
「1000」の形をモチ ーフにしたロゴマークは、京都・日本の知恵で生まれ、無限大を表す記号よりも円が一つ多いことから、永く心に残るサービスを届けたい、それらを約束したいという思いが込められています。
フロントに到着。
レセプションカウンターがたくさんあります。
後ろを振り返ると、これまたホテルの象徴的な場所になっているロビーと大階段。
1階はフロント、2階はレストランと喫茶、センチュリーホテルとの連絡通路があります。
壁面は、客室階の廊下。3〜6階までは大階段を望む内廊下になっているようです。
センチュリーホテルとザサウザンド京都はすぐ隣。
各レストランやバーなど、外に出ることなく利用できるため、好みに合わせてアレンジするのも楽しそう。同京阪グループホテルなので、もちろん連携もバッチリですよ。
(左)大階段の奥にエレベーター、(右)エレベーターホール
フロント奥には、大きめのエレベーターが3台。利用が集中する時間でも、これなら安心。
これはたまたまだと思いますが、チェックイン・チェックアウト時ともに、清掃スタッフには出会いましたが、清掃台車は見かけませんでした。いつどうやって清掃しているのか謎です。
(左)エレベーターホール、(右)通路
ここからは、朝食、各施設について紹介します!
宿泊した客室レビューについては、ページ下部で詳しく解説しています。
朝食
ビュッフェ形式ではなく、着席配膳形式のため、ゆったりとした朝を過ごすことができます。
朝食といえば、ビュッフェでしょ?という人も多いと思いますが、個人的にはお膳立てしてもらった方が落ち着いて、そしてホテルによってはかなりクオリティが高いので密かにおすすめです。
朝食は和食・洋食の2パターンから選べます。おすすめは和食です!
日本料理(和食)「KIZAHASHI」
料理人との会話を楽しむカウンター席や、庭園を感じさせるテーブル席など、日本的要素をしっかりと感じられる空間でした。
朝食の提供は、基本的にはイタリアン「SCALAE」で行われているようですが、土日ということもあってか運良くこちらでいただけました。
朝食は、一番出汁と付き出しから導入。半分寝ぼけた体を目覚めさせます。
続いてお膳が運ばれ、だし巻き卵や赤出汁、湯豆腐とこれまた体にやさしい料理ばかり。加えてご飯は炊き立てのツヤツヤで、おかわりもok!
配膳に少し時間がかかるため、手早く食べたい人には不向き。朝の時間を大事に過ごしたい人には大満足であること間違い無しです。
和朝食 4,724円
- 迎え出汁
- 季節の前菜
- 京都宇治「WABISUKE」のこだわり卵の出汁巻き玉子
- 本日の小鉢三種
- 煮物
- 本日の焼き魚
- 御飯またはお粥
- 焼き海苔
- 香の物 三種
- 味噌汁
- 季節のデザート
イタリアン(洋食)「SCALAE」
引用:公式HPより
ディナーでも訪れたいカジュアルに見せかけて、しっかり高級レストラン。
イタリアン特有のオリーブオイルやガーリックの香りが食欲を誘います。オープンキッチンなので、なおさら。
朝食は、メインディッシュが9種類から選べる着席配膳形式(ビュッフェではありません)。軽めの朝食を望む人にはこちらが良いかもしれません。
引用:公式HPより
アメリカンブレックファースト 4,724円
- オレンジジュース or グレープフルーツ
- サラダ(サウザンドオリジナルドレッシング)
- ハム盛り合わせ
- 各種パン
- ヨーグルト
- フルーツ盛り合わせ
- メインディッシュ ※9種から選ぶ
(オムレツ、スクランブルエッグ、フライドエッグ、ボイルエッグ、ポーチエッグ、ロースハムとほうれん草のエッグベネディクト、スモークサーモンとアボカドのエッグベネディクト、リコッタチーズパンケーキ 生クリームとベリーソース、バゲットフレンチトースト 生クリームとメープルシロップ) - コーヒー or 紅茶
サウザンドブレックファースト 3,232円
- オレンジジュース or グレープフルーツジュース
- チーズ&イタリア産ハム
- ヨーグルトとフルーツサラダ
- 各種ブレッド ※3種選ぶ
- コーヒー or 紅茶
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各施設
2階 TEA AND BAR
ロビーエリアの大階段の先にある、とても開放的な喫茶&バー。
アフタヌーンティーで利用する人を多く見かけました。
夜は意外と利用者も少なかったため、しっとり静かにアルコールを楽しめそうです。
3階 スパ(大浴場)
引用:公式HPより
大浴場もありますが、こちらは残念ながら有料のサービスです。
客室にも広めの浴室があるので、よっぽど好きな人以外は利用しなさそうですね。
ホットバス、岩盤浴は男女どちらにもありますが、ドライサウナのみ男性限定のようです。
地下1階 フィットネスジム
地下1階にあるフィットネスジムは、ホテルの施設だからと侮っていました。これだけ施設が整っているのに宿泊者限定で無料。使わないと損ですね。
受付が設置されていましたが、スタッフは誰もいませんでした。普段から常駐はしていないのかもしれません。
夜遅がけに利用しましたが、誰も居なかったので気兼ねなくトレーニングしたい人は狙い目の時間帯かもしれません。欲を言えば、24時間オープンしているともっと利用しやすいのですが。
ミネラルウォーターは冷えたものと常温のものがあり、地味にうれしい。
ちなみに、ウェアやシューズはレンタル可です。
製氷機
ありません。
客室iPadからリクエストすると持ってきてくれます。
電子レンジ
ありません。
コインランドリー
ありません。(ランドリーサービスのみ)
貸出備品
バスアメニティやタオル類、美容液セットなど、客室iPadからリクエスト可。
- ズボンプレッサー
- 枕(テンピュール、エアウィーヴ)
- ヘアーアイロン、くるくるドライヤー
- アイスペール
- 化粧水
- 乳液
- メイク落とし
- ブルーレイプレイヤー
- HDMIケーブル
- ライトニングアダプター
- 延長コード
- 変圧器
- ユニバーサルアダプターほか
アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
基本情報
チェックイン 15:00
チェックアウト 12:00
■ アーリーチェックイン
12:00〜15:00 利用料金の30%加算
9:00〜12:00 利用料金の50%加算
9:00以前 1泊分加算
■ レイトチェックアウト
12:00〜15:00 利用料金の30%加算
15:00〜18:00 利用料金の50%加算
18:00以降 1泊分加算
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実際に宿泊した感想・評価
宿泊した客室の詳しい紹介をします。その上で、実際に宿泊して感じたこと、注意した方が良いこと、おすすめできることなど、客観的目線も入れつつリアルな感想を話していきます。
評価は、それぞれの項目を星1〜5(小数点四捨五入)で点数を付けています。
総 合 評 価 ★★★★★ 5
客室の設え ★★★★★ 5
接客・対応 ★★★★★ 5
朝食・食事 ★★★★★ 5
施設・設備 ★★★★☆ 4
清掃・清潔 ★★★★☆ 4
アクセス度 ★★★★★ 5
コスパ満足 ★★★★☆ 4
客室タイプ:スーペリア ダブル
客室の特徴
スーペリア ダブル 37平米
- バストイレ:バストイレ別(バスタブ付き)
- マットレス:サータ社製 + ホテルオリジナルマットレス
- 特 記 事 項:ソファー、テーブル&チェア、自動開閉ロールスクリーン
引用:公式HPより
全客室37平米以上、バストイレ別で、ゆったりくつろぎの空間です。ソファや広めのデスクもあり、過不足を感じさせません。
天井高に対して、テレビの位置やベッドの高さなど、全体的に低めに感じます。これは、京町家にいるような感覚になってもらいたいという演出なのだとか(言われないと気が付きませんでした)。
なんといっても、ベッドが気持ち良い!
サータ社製のベッドに、ホテルオリジナルマットレスを重ね入れするこだわりっぷり。ぜひ、みなさんに体験してもらいたいベッドです。
客室内のipadを操作して、ボタン一つで開閉するロールスクリーン。
こういう細かいところまで手を抜かないあたりが、さすがフラグシップと冠するだけあります。
ソファーは、2パーツになっているので、オットマンにすることもできます。
テーブルとチェアも動かせるので、自分好みのポジションにアレンジしちゃいましょう。
有料のミニバーアイテム多数。間違えて利用してしまわないように注意してください。
無料は、コーヒーポーション、紅茶ティーバッグ、ミネラルウォーターくらいです。
茶器セットはどれもこだわりを感じるアイテム。京都の伝統工芸「京くみひも」を利用した茶筒や黒谷和紙の職人ハタノワタル氏作の敷板、愛知県の伝統工芸・常滑焼の職人による手作りの急須、有田焼湯呑みなど、触れて実際に使ってみると手に馴染む感覚があり、工芸品独特の温もりを感じます。
客室に備え付けのipad。
照明とエアコンのON・OFF、ロールスクリーン開閉、貸出備品のリクエストなど、この端末で一括でできます。
客室からの眺望は選べません。
最上階の東山方面ビューだったのでとてもラッキーでした!
スイートルームは庭園を望むテラス付き、最上位グレードでは京都タワーも少しだけ見えるのだとか。
公式HPの画像から推測するに、スーペリアは東山方面(東向き)・京都駅方面(西向き)・三井ガーデンホテル京都駅前側(北向き)、デラックスは角部屋(東・西)、プレミアは京都センチュリーホテル側(南向き)ではないかと思います。
バスルーム・トイレ・洗面スペース
水回りはとても清潔でした。良い状態で維持されていると思います。
髪の毛や埃など、一つも落ちていませんでした。当然といえば当然のことですが、それがなかなかできていないホテルもあるので、ここの清掃スタッフはかなり優秀かと。
SDGs推奨ホテルですが、バスアメニティは備え付けではなかったので驚きました。おそらくこれも変更されていくのでしょう。
なお、アメニティは必要な量だけipadからリクエスト可能です。足らなくなったら、迷わず注文してok!
【動画】ルームツアー
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各施設・設備について紹介しましたが、皆さんいかがでしたでしょうか?
まとめとして、ホテルの施設や客室の良かったところ、おそらく好みがわかれるところについて紹介・解説していきます。
◎ おすすめできるポイント
- 全室37平米以上の広い客室
→インテリア、ファブリックなど、こだわりを感じる客室は、しっかり休息できるくつろぎの空間に仕上がっている。 - ベッドが気持ち良すぎる
→こだわりのオリジナルマットレスを使用したベッドは最高の寝心地。 - 朝食は和食が断然おすすめ
→手の込んだ上質な和朝食が楽しめる。炊きたてご飯、だし巻き卵など、落ち着いた空間で目覚めの良い朝を迎えることができる。 - フィットネスジムはマシン充実
→ストレッチから本格的なトレーニングまで可能。ただし21:00クローズなので要注意。 - 京都駅近でどこへでもアクセスしやすい立地
→JR線、新幹線、地下鉄、バスターミナルなど、ストレスなく移動が可能。 - ホテル専用駐車場がある
→駅前にして駐車場があるのはかなりありがたい。有料のうえ予約ができないのでご利用は計画的に。 - 朝食付き宿泊(2名1室)なら3万円以下が高コスパ
→誕生日などの記念日利用にも十分満足度高いホテル。平日利用はかなりコスパ高めで、ワーケーションにもおすすめ。
△ 好みがわかれるポイント
- 客室の窓ガラスが汚い
→せっかくの大きな窓なのに、水垢が目立つ。 - 眺望は期待できない
→高層階かつ東山方面ビューの客室なら大当たり。それ以外は隣接するビルビューになりがち。 - 朝食ビュッフェが好きな人はがっかり?
→配膳形式の朝食のため、好きなものを好きなだけというわけにはいかない。 - インテリアの花瓶の入れてある植物がドライ
→無機質な空間にはマッチしているが、水があれば芽が出るのになぁと悲しい気持ちに(少数派意見か)。花瓶だけ飾ってある方が良いのかも。
まとめ
フラグシップというだけあって、ホテルスタッフのおもてなし精神、建築デザイン、館内設備、インテリア、そして、快適に過ごせるためのベッド環境。
どれをとっても、美しく、妥協を許しません。そのおかげあって、最初から最後まで、快適に過ごすことができました。
京都駅前にありアクセスも言うことなし。
平日はかなりリーズナブルな価格帯で宿泊利用可。朝食付きのプランもぜひ体験してほしいホテルです。
全体的に、ほぼ言うことなしの高評価。
観光、ビジネス、ワーケーション、ホカンスなど、観光の拠点にも気分転換にも大切な日の利用にも十分に応えてくれるはずです。
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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
筆者がこれまでに宿泊したホテルについてまとめた記事「おすすめホテル ランキング」を随時更新中です。よろしければこちらも合わせてご覧ください!
【おまけ】一休ダイヤモンド会員特典
引用:一休HPより
一休ダイヤモンド会員なら、アーリチェックイン・レイトチェックアウトともに1時間得られ、フロントが混雑する時間帯を避けられるのでありがたいです。
特典内容には有りませんでしたが、上層階・眺望の良い客室をアレンジしてくださったようです。
ウェルカムギフトは、ホテルオリジナルのアルマオイル。すっきりとした香りで、ホテル内を漂う香りにも似ていました。
アロマオイル
【注】記事内の評価は、ブログテーマ「より豊かに、より自然に」を主軸に、ホテルに宿泊することで得られる満足度や幸福度を加味して算出しております。また、筆者が該当ホテルについて、純粋に読者におすすめできるかどうかを、これまでの経験をふまえて近隣ホテルやグループホテルと比較し、正直な感想を個人的見解で述べています。万が一、該当ホテルが低評価となった場合でも、該当ホテルそのものの価値を表すものではありません。本記事は、ホテルの価値を著しく下げる目的や誹謗中傷を目的としたものでもありません。
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