こんにちは。
当ブログ管理人の「エムイズム」です。
どこにでもいる一般会社員が、“ちょっと贅沢なホテルステイ”を目的に年間50泊以上しています。その経験値をもとに、全国各地のホテル宿泊記をお届けします。写真や動画を用いて、詳しい解説とともに紹介していきます。
ホテルの評価基準については、ブログテーマの「より自然に、より豊かに」を主軸に、満足度やリピート度合いも加味して査定しています。
皆さんにとっても、素晴らしいホテルステイができることを心より応援しています。私の失敗談や、その対処法、周辺観光スポットなども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後に
これまで紹介したホテルは、「【最新版】おすすめホテルランキング」にまとめています。こちらも併せてご参考にどうぞ!
現代アート・レトロゲームに触れる!感度の高いヘルシー朝食も魅力的!ホテル アンテルーム京都
名称:ホテル アンテルーム京都
住所:601-8044
京都府京都市南区東九条明田町7
電話:075-681-5656
ホテル アンテルーム京都とは(魅力・特徴)
2011年、築23年の学生寮を、京都のアートとカルチャーが集まる場所をコンセプトに、ホテル・アパートメント・ギャラリーの複合施設として再出発させました。さらに、2016年には約70室を増設し、「和」のエッセンスも加えられました。
蜷川実花(映画監督)、名和晃平氏(彫刻家)をはじめとした、アーティストやクリエイターによる個性溢れるデザイナーズ客室のひとつひとつが、どれも刺激的。
ホテルの立地としては、少し外れた閑静な住宅・工場地帯にあります。街中にあるホテルでは体験できない心のゆとり、不自由の中にある余裕、利便性だけに囚われない穏やかな日常、まるで暮らしているようなリアルな滞在が待っています。
海外からの旅行者やマンスリーマンション感覚での長期滞在者に向いているホテルと言えます。共用スーペースやラウンジでの新たな出会いや化学反応も滞在の醍醐味かもしれません。
ホテル アンテルーム京都への行き方(アクセス)
正直、駅から微妙に距離があり不便な立地。専用駐車場も無く、コインパーキングも微妙に遠く満車時は悲惨。可能な限り電車かタクシーの利用がおすすめ。
公共交通機関での行き方
・JR「京都駅」徒歩 15分
(八条東口 烏丸通 南へ直進 → 烏丸札ノ辻交差点 右折 → 直進 30m左手)
・地下鉄烏丸線「九条駅」徒歩 8分
(4番出口 烏丸通 南へ直進 → 烏丸札ノ辻交差点 右折 → 直進 30m左手)
※タクシー利用の場合
京都駅八条口からは、おおよそ初乗り運賃で到着する距離。
車での行き方・駐車場
専用駐車場はありません。
ホテル側は可能な限り公共交通機関を利用することを推奨しています。駐車場が周囲に無いため、かなり困ります。
客室までの行き方
夜になると一段とおしゃれなホテルの外観。扉や照明など、どこかしこにこだわりを感じます。
中に入るとアートの展示されたギャラリー空間がお出迎え。
一通り楽しんだところで、いよいよフロントでチェックイン。
冷たいおしぼりを出してくれるおもてなしも(カジュアルクラスのホテルと思っていたので、正直驚きました)。
訪れた時期には元任天堂の上村雅之氏をしのぶ展示イベント「上村雅之の『遊び』の世界展」が開催され、関連グッズも並んでいました。
任天堂本社が近くにあるためでしょう。地域との関わりを大切にしていることもうかがいしれます。
京都の名店やスタッフ一押しショップのアイテムも置いてありました。
地域性を感じられるのも旅の魅力であり醍醐味ですね。
ドリンクコーナーには、京都醸造シリーズや宝酒造、能勢ジンジャエールなど、ちょっとめずらしい商品も。
ハーブやアロマを扱うショップ「生活の木」とアンテルーム京都がコラボした、バスソルトを手作りできるコーナーもありました。
ラベンダー、カモミール、ゼラニウム、ヒノキなど、自由に組み合わせて楽しめます。
アメニティに関しては、歯ブラシとボディスポンジは客室に置いてあります。そのほか、髭剃り、ヘアブラシ、綿棒、コットン、ヘアゴムは、この棚の中から必要なものだけ持っていきましょう。
ヒバ風呂付きの客室では、ヒノキチップをフロントでもらえます。
エレベーターは2台。1台ずつ離れたところに設置されています。
客室は、オートロックではなく鍵タイプでした。かけ忘れには十分に注意しましょう。
ここからは、各施設を紹介いたします!
宿泊した客室レビューについては、ページ下部で詳しく解説しています。
朝食レストラン「ANTEROOM MEALS」
引用:公式HPより
学食のような雰囲気で、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる朝食レストラン「ANTEROOM MEALS」。
メニューは、日替わりのサンドイッチや特製テリーヌ、「坂ノ途中」提供野菜の特製サラダ、自家製グラノーラなど、健康的・ヘルシー思考の人にもうれしいラインナップ。
当日でも朝食のリクエストを受け付けているため、気が向いた時、早起きできた時に、サラッと朝食をいただくことも。
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各施設
(左)案内表示、(右)製氷機・電子レンジほか
(左)案内表示、(右)製氷機・アイロンほか
製氷機
各階にあります。
電子レンジ
1階にあります。
コインランドリー
1階にあります。
洗濯機(100円/30分)※洗剤は自動投入のため不要
乾燥機(100円/30分)
ラウンジ&バー
(左)日中、(右)夜
宿泊者であれば誰でも利用可。友人と過ごしたり、PC作業をしたり、使い方は自由。電源コンセントはありませんでした。
※利用時、バー営業は停止中でした。
周辺施設
京都駅や京都タワーも、ホテル前や近くの大通りから見えます(客室からは見えません)。
徒歩1分のところにコンビニエンスストアがあるのは助かります。
そのほか、ホテルスタッフがおすすめする飲食店などはこちらをチェック!
貸出備品フロントの貸し出し備品
- 充電器
- 変換アダプター
- 延長コード
- LANケーブル
- 爪切り
- 裁縫セット
- はさみ ※客室への貸出不可、フロントで使用のみ可
- ヘアアイロン
- カトラリー(紙皿、プラスチックスプーン、フォーク、ナイフ、グラス)
- お子様用カトラリー(プラスチックスプーン、フォーク、コップほか)
- 栓抜き、ワインオープナー
- デスクライト
- まくら
- 毛布
レンタサイクル(無料・有料)
■ 無料 レンタサイクル
■ 有料 レンタサイクル
アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
基本情報
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
■ アーリーチェックイン
対応不可。荷物預けのみ可。
※客室の清掃・準備が整っていれば、14時過ぎでもチェックイン可能な場合も有り。
■ レイトチェックアウト
〜12:00まで 当日の宿泊料金 20%加算
〜13:00まで 当日の宿泊料金 30%加算
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実際に宿泊した感想・評価
宿泊した客室の詳しい紹介をします。その上で、実際に宿泊して感じたこと、注意した方が良いこと、おすすめできることなど、客観的目線も入れつつリアルな感想を話していきます。
評価は、それぞれの項目を星1〜5(小数点四捨五入)で点数を付けています。
総 合 評 価 ★★☆☆☆ 2
客室の設え ★★★☆☆ 3
接客・対応 ★★★☆☆ 3
朝食・食事 ☆☆☆☆☆ ー
施設・設備 ★★☆☆☆ 2
清掃・清潔 ★★☆☆☆ 2
アクセス度 ★☆☆☆☆ 1
コスパ満足 ★★☆☆☆ 2
客室タイプ:庭付ツインルーム(青森ヒバ風呂付き)
客室の特徴
庭付ツインルーム(青森ヒバ風呂付き) 30平米
- バストイレ:バストイレ別(青森ヒバ風呂付き)
- マットレス:UDS社製・ホテルオリジナル
- 特 記 事 項:ソファー、専用庭
自然光降り注ぐデザイナーズマンションのようなおしゃれな客室。
大きくとられた窓、コンクリート打ちっぱなしの床、外に出れる庭と、センスを感じます。
一際存在感のあるテレビは、実はフェイク。すべてが画面として機能しているわけではなく、40インチ程度のテレビがカバーの中に埋め込まれていました。おまけに、カバーがよく反射するので、映像が見えにくい。
エアコンも埋め込みタイプ。羽を上下にスウィングさせていると、壁面に当たり台風と錯覚するような音がします。湿気たような臭いがしてしまうのもこれが原因でしょう。
カーテンの遮光性はあまり望めません。自然に目が覚めるくらいの明るさになります。
夜の庭はライトアップされて雰囲気があります(0時に自動消灯)。
コンパクトながら機能的なクローゼット。
お湯を沸かす際は、衣服に影響が出ないように注意が必要です。
冷蔵庫は、ほとんど効いていないに等しかったです。
主電源が冷蔵庫内にあるので、ONにすることを忘れずに。
デスクワークもしやすいデスク&チェアーもあります。コンセントも足元にあるので、便利でした。
ただ、USBポートは無く、すべてコンセントタイプです。
バスルーム・トイレ・洗面スペース
洗面スペースとトイレへのアクセスは、非常口扉のような重たい扉をたびたび開ける必要があります。力のある人には問題ありませんが、女性の人や高齢の人など、人を選びそう。
ヒバ風呂は、見た目にもすごくおしゃれでしたが、肝心のヒバの香りがほとんど感じられませんでした。
せっかくの庭ビューも、マンションが隣接しているため一眼が気になり、結局のところブラインドを上げることはありませんでした(もう少しブロック塀が高く設定されていたら)。
【番外編】蜷川実花プロデュース:デザイナーズ・コンセントルーム
写真家・映画監督である蜷川実花氏の手がける客室も。
蜷川氏の代表作としては、映画「ヘルタースケルター」が有名。根強いファンも多く、この客室を目的に訪れる人も少なくありません。
Concept Room No.152 蜷川実花 / Mika Ninagawa 40平米
バストイレ:バストイレ別(ヒバ浴槽付き)
マットレス:UDS社製・ホテルオリジナル
特 記 事 項:L字ソファー
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各施設・設備について紹介しましたが、皆さんいかがでしたでしょうか?
まとめとして、ホテルの施設や客室の良かったところ、おそらく好みがわかれるところについて紹介・解説していきます。
◎ おすすめできるポイント
- おしゃれでワクワクするようなデザイナーズルーム
→クリエイターやデザイナーが手がける客室がさまざま用意されている。作家の世界観に没入し、五感で体感する面白さがある。 - 現代アートやレトロゲームが感性を刺激
→ラウンジや共用スペースには、暇つぶしゲームが置いてある。単純な中にこそ物事の本質が隠れていると気付かせてくれるかも? - 庭付きヒバ風呂で落ち着く客室
→自然ある温泉宿に来たような、リラックスできる空間に仕上がっている。 - お手頃なヘルシー朝食がうれしい
→近くでモーニングできる場所はコンビニ以外無い中で、このクオリティはなかなか嬉しい。 - 学生に戻ったような暮らしを体験
→学生寮の雰囲気も残しつつ、上手にリノベーションされている。トイレや客室のドアは当時のままかなと、元の学生寮に思いを馳せる。
△ 好みがわかれるポイント
- エアコンの効きが悪い
→設置場所の設計ミスか。風向きをできるだけ上方向にしてやる必要がある。下向きにすると、エアコン設置内をぐるぐる回って風がうるさい。 - 湿気があり少々臭う
→ジメジメしていて、生乾き臭がほのかにする。エアコンが要因になっている。 - 冷蔵庫の効きが悪い
→廊下の方が涼しいと感じるほど。冷蔵庫はほぼ機能していないと思った方が身のため。 - 食事をする場所が限られる
→工場地帯であり住宅街のため、飲食店は少ない。最寄りのスーパーマーケットは19:30閉店。コンビニが頼みの綱。 - テレビが致命的に見えづらい
→テレビにミラータイプの覗き見防止フィルターをしているよう。すべてが反射し、肝心の画面が見えない。部屋を真っ暗にすると、ようやく見えるレベル。 - 客室は土足が基本?
→床はコンクリート打ちっぱなし。裸足とはいかない。 - 駅から微妙に遠い
→京都駅まで徒歩15分。最寄りの九条駅まで徒歩8分。
まとめ
良くも悪くも学生寮のイメージが拭えないホテルといえます。
正直なところ立地がそこまで恵まれているわけでもなく、突出して設備が素晴らしいというわけでもないので、価格帯は妥当でしょう。
大学生や高校生、マンスリーマンションとして利用したい人にとっては強い味方になってくれそうです。
型にハマったビジネスホテルに飽きた人やアートな感性をお持ちの人には、とても良い刺激になりますよ。
周辺環境としては、近くにスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあるので食料に困ることはありません。外食する場所や、娯楽施設や商店もほとんどありません。京都駅までの移動距離が苦にならない人にとっては特段問題にはならないでしょう。
一癖も二癖もある、ユニークなホテルで、最初は受け入れ難いかもしれません。しかし、次第にそれらの不便さや違和感は、ホテルではなく自宅のようなリアルさとして宿泊者に突きつけてきます。
チェックアウトする頃には、「延泊する?」「また今度泊まってもいいかも?」と思える不思議なホテルでした。
ホテルでのおすすめの過ごし方
昼食は京都駅などの中心地まで繰り出した方が無難。もちろんスーパーマーケットやコンビニエンスストアで済ませてもok。
冷蔵庫が小さいため、生ものを買い込んで引きこもることは難しいでしょう。くれぐれも買い物は計画的に。
ホテル周辺に誘惑になるようなものが少ないため、資格や高校や大学の試験勉強、アドレスフリーやリモート勤務の人など、集中できる環境が整っているともいえます。客室とラウンジ、場所を変えてリフレッシュしながら、ホテルライフを満喫しましょう。
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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
筆者がこれまでに宿泊したホテルについてまとめた記事「おすすめホテル ランキング」を随時更新中です。よろしければこちらも合わせてご覧ください!
【注】記事内の評価は、ブログテーマ「より豊かに、より自然に」を主軸に、ホテルに宿泊することで得られる満足度や幸福度を加味して算出しております。また、筆者が該当ホテルについて、純粋に読者におすすめできるかどうかを、これまでの経験をふまえて近隣ホテルやグループホテルと比較し、正直な感想を個人的見解で述べています。万が一、該当ホテルが低評価となった場合でも、該当ホテルそのものの価値を表すものではありません。本記事は、ホテルの価値を著しく下げる目的や誹謗中傷を目的としたものでもありません。
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